中国人民解放軍による台湾侵攻作戦が現実味? 米ランド研究所による米中戦力逆転分析の衝撃

日本に対する脅威は、朝鮮半島有事のみか、尖閣諸島に対する直接侵略、
そうして近年の小笠原諸島のサンゴ盗掘に見られる太平洋岸からの侵略に凡そ無力であることが知られてきた。

「台湾有事=日本有事」と言う筆者の危機は従来から見過ごされてきたのか、
中国が進める海洋進出によって増大してきたのか、遥かに強大となる中国遠征艦隊には
安保法制は戦争に導くと言う説明は、虚言にしか響かない。SEALDsなどの説明には日本を無力化する事態としか見えない。

最近、フイリピン人若者が離れ島に陣取ったと報道されたが、
国家の危機に際して、若者が対処しないようではその国は滅亡する。SEALDsの言動はまさに、滅亡に向って
ひた走る姿としか見えない。国家の防備を怠ることは滅亡への一里塚である。

台湾が中国の勢力下に陥ることは、ただちに日本の安危に関わる重大事である。

明治新政府の日本が征韓論と征台論とで分裂したことは記憶に新しい。

現状では、兵器の進歩で朝鮮半島の防衛的地位は低下している。
中国からの直接的なミサイル攻撃が重大な関心事である。

日本無防備論者は、専守防衛、先制攻撃、など報復攻撃にも無論反対であるが、
報復力が無ければ危うい事は事実である。



2015.12.29 13:30更新
【野口裕之の軍事情勢】
中国人民解放軍による台湾侵攻作戦が現実味? 米ランド研究所による米中戦力逆転分析の衝撃

http://www.sankei.com/premium/news/151228/prm1512280020-n1.html

台湾有事の際、米軍の最前線基地となる沖縄県の嘉手納基地。米ランド研究所の米中戦力分析では、緒戦の中国のミサイル攻撃で基地は一旦閉鎖を余儀なくされるという=2015年5月2日、沖縄県中頭郡嘉手納町(門井聡撮影)
 《金融緩和しながら増税するのはアクセルとブレーキを同時に踏むようなもの》との政権批判があるが、国家滅亡は招かない。ところが、米国が安全保障戦略でアクセルとブレーキを踏み違えると、影響は巨大津波と化し太平洋を渡り、アジアの同盟国に襲い掛かる。

衝撃の米中戦力逆転分析

 《台湾は不沈空母である》
  連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサー米陸軍元帥(1880~1964年)のメッセージに、アクセルとブレーキの操作を間違えた米国の失政が透ける。 米国の「運転ミス」は後述するとして、今や不沈空母であるべき台湾は沈没の危機にある。これもまた、米国の運転ミスに端を発する。大東亜戦争 (1941~45年)前より今日に至る連続運転ミスのツケは、米ランド研究所が発表した最新の米中戦力判定《米中軍事スコアカード》に現れた。恐ろしいこ とに、中国人民解放軍(PLA)の台湾侵攻時、台湾防衛を担う《沖縄の嘉手納基地など米軍航空基地に対するPLAのミサイル攻撃力は、2010年に迎撃す る米軍と互角に、17年にはPLAが優位に立つ》。《対艦弾道ミサイルや潜水艦による対水上艦戦闘力でも17年にPLA有利になる》。
話を元帥のメッセージに戻す。朝鮮戦争勃発2カ月後の1950年8月、《米国海外戦争復員兵協会》の総会に伴い、東京発で打電したメッセージに《台湾=不沈空母》なる表現が含まれていた。
 いわく-
  《第二次世界大戦で、米国の戦略的前線は米本土や(ハワイなど)飛び地を離れ、フィリピンへと一挙に前進。太平洋全域が米国という城を守る堀に成った。ア リューシャン~マリアナ列島線を軍事確保していれば、アジアで自由主義国を占領せんともくろむソ連・中共陣営の奇襲攻撃は有り得ぬ。しかし、列島線を失え ば戦争は不可避だ》
 台湾有事で来援する?米空母打撃群を迎え撃つ、PLAの防衛線《第一・二列島線》に一部だぶる戦略概念だが、運転ミス とも関係する。50年1月、ディーン・アチソン米国務長官(1893~1971年)は「西太平洋における防衛線はアリューシャン~日本列島~沖縄に至る線 だ」と発言し、韓国は防衛圏外との間違ったシグナルをソ連や北朝鮮、中国に送り、朝鮮戦争を引き起こす一因となった。元帥のメッセージは続く。
《陥落した台湾は敵の突出陣地と成り、沖縄への空爆力は中国本土を出撃する作戦に比し2倍の威力に増大される》

ミサイルで嘉手納は閉鎖

 今次本題はここから。
 《台湾陥落は不沈空母及び不沈潜水母艦が敵の手に有るに等しい。沖縄とフィリピンをにらむ敵の理想的出撃拠点に、同時に米軍が沖縄やフィリピンを出撃し中国大陸を攻撃する際の一大抵抗拠点にも成る》
  中国にとり、台湾の現行価値は1950年代に比べ飛躍的に高まった。資源欲しさに、東シナ海では沖縄県・尖閣諸島占領を狙い、南シナ海でも人工島を造成し 軍事基地化している。東/南シナ海を分ける要衝が台湾である。中国の軍事支配を食い止めるべく、日米で戦力拡大すべき重大局面だが、ランドは《中国本土に 近い台湾海峡の軍事バランスは、米軍に年々厳しく推移している》と言い切った。
 米軍航空基地攻撃力+対水上艦戦闘力の対米優勢に加え、PLAは在日米軍基地を含む日本全土を射程に収める準中距離弾道ミサイルも増強。ランドによれば《命中精度=半径必中界は90年代の数百メートルが5~10メートルへと飛躍的向上を遂げている》。

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 もっと怖い分析を紹介する。台湾から最短距離に在る米空軍基地の《嘉手納基地は、少数のミサイル攻撃で数日、集中攻撃では数週間の閉鎖に陥る》。 従って、緒戦で米海空軍は一旦射程圏外に下がり、態勢を整えた上で反撃する。台湾は当然、わが国も米軍反撃まで独力で戦い抜かねばならぬ。もし、日台がだ らしのない戦ぶりを見せれば、米軍が来援をためらったり、戦況を注視する東南アジア諸国や韓国も雪崩を打って中国に擦り寄ったり…。
 だが 《尖閣領有の日中棚上げ論》に同調する新聞が存在する日本に、土性骨が残っているのか。安全保障法制で「米国の戦争に巻き込まれた」と、戦争中に国会前で デモが行われるかもしれない。イザというとき機能せぬ日米同盟こそ中国の思うつぼ。この種のデモは中国への利敵行為に等しく、民主主義の許容限度を超え る。テレビ朝日の報道ステーションやTBSのNEWS23の大ハシャギが目に浮かぶ。元帥のメッセージは、こう締めくくられている。
 《米国が台湾を守ると、中国に嫌われると説く者がおるが、太平洋における宥和主義・退却主義ほど謬論はない》

「6カ条の保証」宣言を

 今の日米両国にも通じる警告だが、米国が対中《宥和主義・退却主義》を生み落とした側面は否定しようもない。
  アクセルとブレーキの話に入る。米国は戦前、中国の謀略に乗せられ、中国を甘やかし(アクセル)日本を追い詰めた(ブレーキ)。戦後はケンポーを日本国民 に「布教」し、平和を祈れば祖国の《安全と生存を保持=憲法前文》できるとする「狂信的カルト信者」を大増殖させた。牙をそぎ、再び米国に、西洋に刃向か わぬようブレーキ(洗脳)を掛けたのだ。結果、朝鮮半島の東側は安全保障上の空白となり、前述のアチソン発言もあり、朝鮮戦争を誘発。中国やソ連、北朝鮮 が地球の平和をかき乱し、現在も続く。

オバマ政権の中国甘やかし(アクセル)は目に余る。台湾への4年ぶりの兵器輸出も、中国に異常接近を謀る国民党や中国を警戒する共和党が圧力として 機能しただけで、またも消極的対中牽制だった。米国の次期政権は、レーガン政権が83年に発出した《6カ条の保証》を宣言するときだ。すなわち-(1)台 湾への兵器輸出終了期限は設定せず(2)兵器輸出に関し中国とは事前協議せず(3)台中仲介はせず(4)台湾関係法は修正せず(5)台湾の主権への立場を 変更せず(6)台湾に中国との交渉を慫慂せず。
 中国をここまで傲慢で危ない帝国にした責任の全てが米国ではない。絵に描いたごとき米国の 愚民化謀略を受けいれ、戦うべきときに戦えぬ国家に成り下がった日本のふがいなさも大きな要因だ。戦えぬどころか「台湾有事=日本有事」という、眼前の危 機にすら気付かない。(政治部専門委員 野口裕之/SANKEI EXPRESS)
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