解散は先送りか!増税法案だけ通し来年ダブル選も

解散は先送りか!増税法案だけ通し来年ダブル選も
2012.05.17
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120517/plt1205170732001-n1.htm
衆院選挙制度改革をめぐり、先月25日、与野党協議会座長の樽床伸二幹事長代行が私案を発表した。一票の格差是正は「0増5減」とし、定数是正については 衆院定数80削減(小選挙区5、比例75)。選挙制度は現行並立制をベースで、ブロック比例を全国比例とし、比例定数の3割を連用制とするものだ。本格的 な選挙制度は次期総選挙後1年以内に結論を得るとしている。

 これまでも小選挙区制導入など選挙制度改革は行われてきたが、政治家が選挙制度をいじるときの思惑はどうなのか。理想的な選挙制度というのは存在するのか。

  世界的な流れは比例代表制だ。小選挙区制度の母国といわれる英国でも、1999年に欧州議会選挙(英選挙区)で国内議会選で使っている小選挙区制度ではな く比例代表とした。EUの欧州議会選挙法が比例代表制としているからだ。小選挙区制は死票が多く出るほか一票の格差につながるが、比例代表制ではその心配 はない。

 一方、民主・自民は消費税増税に賛成なので、もし総選挙になってもできるだけ負けないように比例代表定数を少なくしたい。定数80削減というが、このうち比例区が75減なので民主・自民に有利で、自らの身を切るというアピールにもなる。

  野田佳彦首相は、選挙制度改正の実現へ幹事長級で打開を目指すというが、問題は輿石東民主党幹事長だ。この改正ができないと総選挙は事実上できなくなる。 自民党の場合、解散総選挙は谷垣禎一総裁の意向なので、選挙制度改正はぜひともやりたいはずだ。しかし、輿石幹事長は、小沢グループの意向を受け、党内融 和という建前で、総選挙をやりたくないのだろう。11日には、次期衆院選の時期について「ダブル選挙だと思う」と公言している。はっきりいえば総選挙の先 送りだ。

 一方の自民党も、谷垣総裁は解散を主張しているが、それ以外の「長老族」は来年の衆参ダブル選挙でもかまわないと考えているふ しがある。消費税増税は民主・自民でほぼ合意であるので関連法案は国会で成立する可能性が高いが、その後に総選挙になったらひとたまりもないという政治家 の直感だろう。これでは、選挙制度改正はできないだろう。

 問題は、輿石幹事長がそうした意見なのにも関わらず、幹事長級で打開を目指すと今の段階で言っていることだ。これでは選挙制度改正は時間切れで、消費税増税法案だけが通る可能性が高い。つまり、消費税増税で解散なしという公算が大きくなっている。

  解散権は首相しか持っていない。谷垣自民総裁は解散に追い込むというが、よほど綿密な計算がないと無理だ。野田首相は解散するつもりがないのに、谷垣自民 総裁が思い込んだのかもしれない。民主党の選挙制度改正にも消極的なうえに、自民党は消費税法案で対案を出すと言い出した。対案は丸呑みされるので、それ では解散に追い込めない。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

関連記事
スポンサーサイト

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【解散は先送りか!増税法案だけ通し来年ダブル選も】

解散は先送りか!増税法案だけ通し来年ダブル選も2012.05.17http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120517/plt1205170732001-n1.htm衆院選挙制度改革をめぐり、先月25日、与野党協議会座長の樽床伸

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
プロフィール

tourokurad

Author:tourokurad
FC2ブログへようこそ!

最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
政治・経済
485位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
政治活動
231位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR