解散風 山口知事選明けどう吹く 追い風自民の圧力 逆風民主、腰砕け

解散風 山口知事選明けどう吹く 追い風自民の圧力 逆風民主、腰砕け
産経新聞 7月31日(火)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120731-00000090-san-pol


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衆院解散のタイミングは…(写真:産経新聞)
 ■でも台風の目は「第三極」

 山口県知事選で自民、公明両党の推薦候補が当選したことで、自民党は衆院の早期解散に向け「チャンス」とばかりに圧力を強める構えだ。だが、今の民主党 にとって早期解散は「自殺行為」そのもの。しかも、「脱原発」を掲げた無所属候補が知事選で次点につけたことは、次期衆院選でも既成政党批判の受け皿とな る「第三極」が躍進することを予感させる。民主、自民両党は共通する不安を抱えながら、解散への神経戦を続けている。(小島優、坂井広志)

 ◆11月投開票が多数説

 「野田さんは逃げてはいけません。選挙を怖がっちゃいけません」

 自民党の大島理森(ただもり)副総裁は30日、党本部で記者団にこう語り、野田佳彦首相に早期解散を要求した。

 自民党執行部は8月のお盆前に消費税増税法案を成立させ首相問責決議案などで解散に追い込むシナリオを描いてきた。だが、問責決議案を可決しても法的拘 束力はなく衆院に内閣不信任決議案を提出したところで可決するメドは立っていない。そこで本命視されるのが秋の臨時国会冒頭での解散だ。町村信孝元官房長 官は「10月に臨時国会を召集して解散、11月に投開票というのが永田町の多数説だ」と言い切っている。

 ◆「甲板でアワアワ…」

 一方、岡田克也副総理は自民党の派閥会長に「来年1月解散」を打診し、拒否された。自民党にとって、この打診は「年末の平成25年度予算編成は民主党が手掛ける」という虫のいい話にしか映らないからだ。

 民主党の本音は「解散先送り」だ。知事選はもともと、独自候補を擁立できない「不戦敗」だったが、ライバルの自民党が推薦した山本繁太郎氏が大差で勝利したことで、ますます解散に腰が引けてしまった。

 しかも、26日に実施したフジテレビ「新報道2001」の世論調査で、民主党の支持率は9・8%。昨年9月に野田政権が発足してから「ワースト2」の低さで、菅直人政権末期の昨年7月7日実施の調査で出た10%に匹敵する。

 党内からは「衆院選をしたら民主党は壊滅だ」(中堅)との悲鳴が漏れ、党幹部は「民主党という船には穴があき、いよいよ沈没。だが海に飛び込むわけにもいかず、甲板でアワアワしている状態だ」と民主党の現状を自嘲気味に語る。

 ◆「維新」躍進に現実味

 もっとも、保守の牙城、山口県でNPO代表の飯田哲也氏が次点に入ったことは、自民党にとっても影響は大きい。飯田氏は大阪府市特別顧問を務めたことも ある、いわば「大阪維新の会」銘柄。「既成政党VS第三極」の構図で次期衆院選を迎えれば、維新の会をはじめとする「第三極」の躍進が現実味を帯びる。

 飯田氏は、選挙戦で「脱原発」を主張し一定の支持を得た。このことは、原発再稼働路線を突き進む首相にとって、大きな懸念材料だろう。それだけに自民党 は解散先送り論者の輿石東(こしいし・あずま)幹事長にとどまらず、首相までが先送りにかじを切りかねないと警戒している。

 ◆山口県知事選開票結果

当 252461 山本繁太郎 無新 【自】【公】

  185654 飯田 哲也 無新

   55418 高邑  勉 無新

   37150 三輪 茂之 無新
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