私的憂国の書   辻元清美の超党派議連「立憲フォーラム」と、その欺瞞


私的憂国の書
辻元清美の超党派議連「立憲フォーラム」と、その欺瞞
2013/04/19 Fri 07:36
http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-1202.html

 辻本清美が高らかに、「立憲フォーラム」なる超党派の議連設立を宣言した。曰く...

超党派の議員連盟「立憲フォーラム」を立ち上げます (辻元清美ブログ)
いまは立憲主義の危機です。
改憲手続きを定めた96条を変えようとする国会の動きが激しくなっていますが、これは、ルールにしばられる人が自分の都合でルールを変えることに等しい。野球でいえば、「三振」では困るから「四振」にしよう、とバッターが言い出すようなもの。

憲法は、「この範囲で政治をやりなさい」という、権力に対する国民からの命令です。自民党の新憲法草案などは、それを国民への命令に変えようという代物になっています。

さらに、もっとも憲法に縛られるべき行政府の長たる総理大臣自ら、「憲法のここが問題だから変えよう」などと発言することは論外です。(以上、抜粋)

  辻元は、「改憲・護憲などの立場に関わらず、立憲主義を否定する動きに与することはできないから、同じ考えをもつ超党派の国会議員に参加を呼び掛けてい く」と綴っている。なんのことはない。立場に関わらないどころか、立ち位置は護憲そのものだ。まぁ天下の辻元清美が言いだしっぺである限り、改憲論者から の闊達な議論などもともと期待しておらず、護憲派による憲法改正阻止のためのチーム作りとみて間違いないだろう。一緒に立ちあげメンバーに名を連ねるの が、近藤昭一である。リベラルの会の代表世話人である近藤は、1998年、北朝鮮がミサイル発射実験を行った際、日本政府が抗議したことに関し、金正日に 謝罪文を送ったほどの反日政治家。まさに、朝鮮半島の利益を追求するために政治家になったような人物だ。同じ穴の狢とは良く言ったものだ。

  辻元らが主唱しているのは、今の改憲機運の盛り上がりは、立憲政治の危機であるということだ。では、立憲政治とはなんなのか。ひと言で言ってしまえば、政 治権力を法によって規制しようという原則のことだ。これが左巻きの法律家、弁護士などの通訳を介すと、「個人の権利や自由を保障し、国家権力による個人の 領域への介入を防ぐことだ」ということになる。この立憲政治議論は、自民党が憲法改正草案を出したあたりから、ところどころで取り上げられてきた。特に、 9条信者の活動が活発だ。凡例はこことかここ。そういった批判の集積が、「立憲フォーラム」の呼び掛けに表れている。
既 に明らかにされた自民党の憲法改正案は天皇を元首とし、自衛隊を国防軍にかえ、基本的人権を制限できるように「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」にすり かえるなど、戦後日本社会の規範・枠組みを根本から変える内容となっています。憲法は政府を縛るのではなく、国民を拘束するものだという考え方は主権在民 という立憲主義の原則を根本的に否定するものです。
 
 この主張は明らかに歪曲に基く。私も自民党の改憲草案 を読んでみたが、自民党の改憲草案で基本的人権を制約するような文章は見当たらない。あたかも「憲法が政府を縛ることから、国民を拘束するものにすり変わ る」という印象操作には、辻元らの悪意すら感じられる。自衛隊を国防軍に変えることと同列に、天皇陛下を国家元首に戴くことをも否定している。

  辻元は、“憲法は、「この範囲で政治をやりなさい」という、権力に対する国民からの命令です。”と説く。だが、憲法が国民の政治に対する命令であり、主権 が国民にあるのなら、その“憲法という命令”を出し直すことも、同時に可能なはずだ。憲法96条に触るな、憲法改正阻止と叫び続け、その命令を出し直す機 会すら国民から奪うようなことがあれば、彼等が説く“主権在民”に、彼等自身が反しているということになる。この矛盾を、辻元らは一体どう考えているのだ ろうか。

 下に、改憲フォーラムの、無駄に長い呼び掛け文を載せておく。が、読んだら頭がおかしくなるかもしれないので、閲覧は自己責任でお願いしたい。
「立憲フォーラム」設立総会の案内

日時:4月25日(木)午後5時~
場所:衆議院第二議員会館1階 多目的会議室
記念講演:武村正義元官房長官(元さきがけ代表)
藤井裕久元財務大臣(民主党顧問)

立憲フォーラム設立趣旨書

い ま、時代は大きな転換期に入っており、新しい世界の協調・共生関係の構築が求められています。そうしたなかで、日本はどういう立ち位置をとるのかが問われ ています。先の大戦での日本国民の死者は軍人から市民まで多大な数にのぼり、世界もおびただしい犠牲者を出しました。戦後の日本は、その反省に立ち大日本 帝国憲法を改正し、その体制を民主主義へと移行させました。

私たちは「人権の保障を宣言し、権力分立を原理とする統治機構を定めた憲法」を基礎にすえた立憲主義の立場をいま一度確認すべきだと考えます。

憲 法とはそもそもどのようなものであるのか、戦後、現憲法がどのような役割を果たしてきたのか、はたして現憲法に追加されるべきことはあるのか、現在語られ ている96条を抜き出して憲法を「改正」するということの意味するものは何か、といったことを闊達に論議し、立法府の構成員たる議員としての責任を果たし たいと、ここに立憲フォーラムを立ち上げるものです。

既に明らかにされた自民党の憲法改正案は天皇を元首とし、自衛隊を国防軍にかえ、基 本的人権を制限できるように「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」にすりかえるなど、戦後日本社会の規範・枠組みを根本から変える内容となっています。憲 法は政府を縛るのではなく、国民を拘束するものだという考え方は主権在民という立憲主義の原則を根本的に否定するものです。

日本維新の会は綱領で「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非現実的な共同幻想を押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改定」との立場を明らかにしています。

これらの動きは、憲法改正の是非の立場をこえて、立憲主義そのものの危機であると考えます。

私たちはこうしたさまざまな動向に平和・人権・環境を重視する立場から国会や言論の場で検証と同時に提言を行うために、立憲フォーラムに、是非多くの議員の皆さんの参加をお願いいたします。

2013年4月18日
立憲フォーラム呼びかけ人
阿部知子、江崎孝、大河原雅子、近藤昭一、篠原孝、武内則男、
辻元清美、那谷屋正義、松野信夫、水岡俊一、吉川元、吉田忠智

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