大正九年五月24日を忘れるな ~ 尼港事件


大正九年五月24日12時忘ルナ

と書かれた文字を見ればこの事件の悲惨さが、切々と胸に迫ってくる。





(引用開始)
かつて日本は美しかった
大正九年五月24日を忘れるな ~ 尼港事件
http://jjtaro.cocolog-nifty.com/nippon/2011/09/post-1412.html
日本の言論空間は固く口を閉ざしている。

尼港事件


 大正6年(1917年)、ロシア革命がおこ り、大正8年に日本は各国と歩調をあわせ、シベリアへ出兵しました。大正9年初頭にはチェコ軍を救出し、シベリア出兵の目的が達成されつつある頃、思わぬ 惨劇が発生しました。尼港事件(にこうじけん)と呼ばれるものです。この事件は済南事件、南京事件(1926年)、通州事件、通化事件らと並んで戦後の日 本の言論空間が固く口を閉ざしている事件の一つです(ソ連崩壊後、やや言及されるようになった感がある)。
 尼港事件は大正9年(1920年)3 月から5月にかけて、ロシアのトリャピーチン率いる、ロシア人、朝鮮人、中国人4,000名から成る、共産パルチザン(遊撃隊)という革命派によっておこ されました。共産パルチザンは黒竜江(アムール川)の河口にあるニコライエフスク港(尼港、現在のニコライエフスク・ナ・アムーレ)の日本陸軍守備隊(第 14師団歩兵第2連隊第3大隊)および日本人居留民を無差別に虐殺しました。

 大正9年1月、日本軍守備隊は共産パルチザンの討伐を行 い、2月には講和しました。しかし、尼港に入ってきた共産パルチザンは協約をごとごとく無視し、革命裁判を行い、虐殺、投獄を行い、日本軍殲滅の準備を行 います。3月には日本軍と交戦し、日本兵の大半は戦死し、140名が捕虜となりました。そして資本主義階級の資産家は虐殺され、官吏、市民、そして日本人 居留民が虐殺されたのです。

 一命を取り留めた日本軍人の手記
「公然万衆の面前において暴徒悪漢群がり、同胞夫人を極端に辱めて獣欲満たし、なほ飽くところを知らず、指を切り、腕を放ち、足を断ち、かくて五体をバラバラに切り刻むなど言外の屈辱を与へ、残酷なる弄り殺しをなせり」

「ま たはなはだしきに至っては馬匹二頭を並べ、同胞男女の嫌ひなく両足を彼此の馬鞍に堅く結び付け、馬に一鞭を与うるや、両馬の逸奔すると同時に悲しむべし、 同胞は見る見る五体八つ裂きとなり、至悲至惨の最期を遂ぐるを見て、悪魔は手を挙げ声を放ちて冷笑悪罵を浴びせ、群鬼歓呼してこれに和するに至っては、野 獣にもあるまじき凶悪の蛮行にして言語に絶す」

  日本人たちは死なばもろとも、散らば桜と領事館に避難します。共産パルチザンは日本人に属する全財産を掠奪し、遂に領事館へ向けて砲撃を加えました。領事 館は炎に包まれ、もはやこれまでとなると男女問わず決起し、奮戦しましたが、衆寡敵せず、味方は減少していき、力尽き、弾が尽き、婦人や戦傷者は猛火の中 に身を投じ、壮絶な最期を遂げました。

 共産パルチザンは日本救援軍が近づくと監獄に収容していた日本兵捕虜をすべてを惨殺しました。監獄には落書きが多く書かれており、「大正九年五月二十四日午後十二時を忘れるな」「曙や物思ふ身にほとどぎす」「読む人のありてうれしき花の朝」「昨日は人と思へども、今日は我が身にかかる」「武士道」といった文字が書かれていました。日本人以外も6,000人が虐殺されたといいます。日本人被害者は石田副領事夫妻以下居留民384名(内女子184名)、軍人351名、計七百数十名が陵辱暴行された上、虐殺されました。

 日本はソ連にたいしてトリャピーチンの処刑と領土の割譲をもとめます。トリャピーチンは死刑になりましたが、領土割譲に応じなかったため北樺太を一時保障占領しています。

  この事件は日本からみれば想像を絶する虐殺事件ですが、ロシアから見れば日本のシベリア出兵の延長線上のことであり容認する見方が多いようで、トリャピー チンの処刑は日露戦争に続いて屈辱的なものであったようです。昭和20年(1945年)、ソ連は日ソ不可侵条約を一方的に破棄して参戦し、シベリア抑留を 行ったのも復讐という感覚であり、ロシア人は罪悪感は持っていないようです。もっとも彼らが虐殺の手口を知らされているとは思えません。



参考文献
 オークラ出版「拉致と侵略の真実」『尼港事件 血に染まったシベリアの港町』江藤剛
 光人社「騙しの交渉術」杉山徹宗(著)
 転展社「大東亜戦争への道」中村粲(著)
参考サイト
 WikiPedia「尼港事件」

添付画像
 監獄の壁に書かれた尼港事件犠牲者の遺書(PD)
 「大正九年五月24日午後12時忘ルナ」

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