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「法の支配」恐れた中国 アジア安保会議の応酬


【湯浅博の世界読解】
「法の支配」恐れた中国 アジア安保会議の応酬

2014.6.4 10:51 (1/3ページ)[中国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140604/chn14060409060009-n1.htm
 シンガポールで開催された「アジア安全保障会議」で、中国の論理を象徴する出来事があった。外務省の杉山晋輔外務審議官が、海洋での中国による一方的な現状変更について、国際法上の齟齬(そご)をただしたときのことだ。中国の高官が色をなして反発した。
 「杉山審議官も昨日の安倍首相も、『法の支配』をまるで自国の法律のように言う。それなら『捕鯨をやめる』と言えば、国際法を順守することになるのではないか」(1日付朝日)
 この記事を補足すれば、安倍政権は発足時から「力による支配」に対しては、「法とルール」で立ち向かうことを本領としてきた。尖閣諸島(沖縄県石垣市)を力で押してくる中国に対しては、「国際規範を守れ」と批判する。それは今回の会議でも同じである。
  そう考えて安倍首相による基調講演「アジアの平和と繁栄よ、永遠なれ」の草案を取り出してみた。講演草案には副題があり、「日本は法の支配のために アジ アは法の支配のために 法の支配はわれわれすべてのために」と、それは徹底している。安倍首相が口火を切ったことから、中国は各国代表から国際ルールの軽 視を問われ、いらだちが高じた先の高官が「自国の法律のよう」と口走った。
往々にして、独裁国家は自分を倒そうとする勢力が増してくると「法の支配」を憎悪して、「制圧」か「妥協」の2つの道しか考えない。いまの中国は、 東シナ海の防空識別圏の一方的な設定や南シナ海での衝突など「制圧」、すなわち力による現状変更にかじを切る。力だけで周辺国を強要すれば、日米を中心に 自由陣営を結束させるバネが働くのは自然であろう。ちなみに日本の捕鯨は国際規範に従って進めているから、中国高官の皮肉は的を外している。
 中国軍の王冠中・副総参謀長には、会議での失敗は許されないとの緊張感が見受けられた。東、南シナ海で相次ぐ沿岸国とのトラブルを受けて各国からの批判を覚悟し反論を周到に準備してきたようだ。
 だが、王氏が海洋の紛争で「中国が先に事を起こしたことはない。他者の挑発行為があったから対応措置をとった」と述べると、すかさず質問者からの鋭い指摘が投げかけられた。
 「挑発行為に受け身で応じているだけだというなら、南シナ海で中国が石油掘削をする前にベトナムはどのような挑発行為をしたのか」「9段線とは何か。説明すれば誤解も晴れるのではないか」
王氏は9段線について「2千年以上の前の漢の時代から中国の管轄下にある。国連海洋法条約は1994年に発効したばかりで、さかのぼることはできない」と主張したという。
  中国がベトナムとの係争海域に石油掘削装置を設置した直後、ラッセル米国務次官補は「9段線による権利主張は国際法に抵触する」と撤回か立証を求めた。国 際法では無主の地を先に占有する「先占の原則」があり、島や岩礁を先に発見しただけでは編入できない。王氏が持ち出す論拠はおよそ近代国家を差配する軍上 層部の発言とは思えない。
 東南アジアには巨大市場をエサに、中華帝国の伝統理念である「華夷秩序」に組み込まれかねないとの警戒感がある。これらの中国問題は4日から舞台をブリュッセルに移し、主要7カ国首脳会議(G7)で法の支配の重要性が議論される。(東京特派員)

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