「政教分離」違反なら、創価学会を先にせよ



【一筆多論】
公明党が守るもう一つの解釈 石井聡 

2014.6.7 08:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140607/stt14060708000003-n1.htm
 集団的自衛権の行使を認めてこなかった憲法解釈と同様、あるいはそれ以上に、公明党が「変えてはならない」と心に刻んできたはずのものがある。政教分離をめぐり「宗教団体の政治活動は問題ない」としてきた内閣法制局の見解のことだ。
 憲法20条は「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」と規定している。これを理由に、公明党と支持母体の創価学会との関係が「政教一致」ではないかとの批判が繰り返されてきた。
 しかし、内閣法制局は「政教分離は宗教団体の政治活動を禁止しない」「宗教団体と国政担当者は別個の存在で違憲ではない」との見解を示し、公明党の政権参加も問題ないとの立場をとってきた。
 近年では、自民党内にも靖国神社参拝問題とからんで政教分離の緩和論があり、この問題にはおおかたケリがついていたのかと思っていたところへ、野中広務元官房長官の「待った」がかかった。
 行使容認のための憲法解釈変更について、創価学会の広報室が慎重な見解を示したのをとらえ、「政教分離と言いながら、なぜ憲法解釈について発言するのか」と民放番組で語ったのだ。自民党と創価学会をつなぐパイプ役だった氏の発言は波紋を広げた。
 「政教分離と言いながら」というのは、創価学会が昭和40年代に「政教分離宣言」を行ったのを指しているのだろう。ただ、宗教団体が政治問題について見解を示すのはとりわけ異例ではない。
 現政権に批判的な野中氏が行使容認を推進する趣旨で発言したとは考えにくい。となると、政教一致批判がぶり返す前に沈静化を図ったのだろうか。
平成20年、政府は政教分離をめぐる内閣法制局長官の国会答弁を撤回する答弁書を出した。
 当時の法制局長官が衆院予算委員会で「オウム真理教の麻原彰晃死刑囚が党首だった真理党が権力を握りオウムの教えを広めたら、政教分離に反するか」という質問に「違憲」と答弁した。
 ところが、公明党の山口那津男政調会長(現代表)から「誤解を与える」と質問主意書が出されると、立場を翻したのだ。
 公明党と創価学会としては「法の番人」の権威を失墜させてでも、従来の見解を守った形だ。ちなみに、行使容認への慎重論には「憲法解釈の法的安定性」を理由としたものが多い。
  公明党との連立に踏み切った自民党はどうか。平成の初期、野党として「政教一致」を追及する構えを見せたが、自自公連立政権の発足以降は下火になった。宗 教団体と密接な関係にある政党の政権参加にあたり、何らかの制限が必要かという点について、十分に吟味した形跡はみられない。
 連立による多数の確保に加え、選挙協力面でのメリットの大きさの前に、一部の連立慎重論はかき消された。選挙協力についても、課税を減免される宗教法人が、特定政党を選挙で応援することの妥当性を問う声はあったが、明確な判断は避けてきた。
 連立を継続するなら、どこかで結論を得てすっきりさせておくべきではないか。(論説副委員長)


2014年6月5日(木)
しんぶん赤旗
陸自旭川駐屯地が「政教分離」違反
庁舎完成で“お清め” 呼んだのは「北の靖国」宮司

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-06-05/2014060514_01_1.html

陸上自衛隊旭川駐屯地(北海道旭川市)が、新庁舎の完成披露行事で、北海道護国神社(同市)の宮司による「お清め・玉串奉奠(ほうてん)の儀式」を実施していたことが判明しました。憲法の政教分離原則に反する行為に地元でも批判の声があがっています。(山本眞直)

 問題の行事は、今年3月18日に駐屯地内に完成した新庁舎(2棟、いずれも鉄筋5階建て)の2号棟で行われました。同庁舎は東日本大震災をめぐる「復興予算」を流用しての建設で、1棟が総額20億円です。
 「お清め儀式」が発覚したのは、自衛隊OBで保守系の佐藤さだお旭川市議が自身のインターネットのブログに「旭川駐屯地新隊舎見学会開催」の記事と写真を掲載したことがきっかけでした。
 この記事には、護国神社宮司による「お清め・玉串奉奠」の写真が掲載されていました。あわせて佐藤氏が旭川駐屯地に司令部を置く陸自第2師団の師団長、同駐屯地管理部隊の第2後方支援連隊長と撮った記念写真なども貼り付けられていました。
 今回の行事について第2師団司令部は本紙の取材に「清めの儀式ではなく、庁舎の完成を祝う行事で、社会通念上、一般的に行われる範囲での安全祈願だ。玉ぐし料ではなく第2後方支援連隊長の私費による謝礼だ」と答えました。
 しかし、佐藤氏のブログには「塩谷宮司のお清め・玉串奉奠」とあります。佐藤氏は5月、この記事を突然削除しました。
 佐藤氏にただすと、「(理由は)いろいろある」としながらも、理由の一つとして「政教分離に反するなどの批判的な書き込みがあり、私の意図と違うが削除した」と答えました。
 旭川駐屯地をめぐっては、第2師団、自衛隊旭川地方協力本部などの高級幹部が、新年の仕事始めとして、「北の靖国」とよばれる北海道護国神社への集団参拝を行ったことが本紙の報道(2月10日付)で明らかになっています。
 地元の旭川平和委員会やキリスト教関係者から「部隊ぐるみの集団参拝は政教分離の原則に反する、憲法が禁じる政教一致であり許されない」と厳しい批判があったばかりです。
明らかに憲法違反
 滝川平和遺族会代表・砂川政教分離訴訟原告代表の谷内栄さん(83)の話 安全祈願であれ、特定宗教人が自衛隊の庁舎という国の施設で宗教行事をすることは許されず、明らかな憲法違反だ。安倍政権が「戦争する国」への空気を強めているだけにあいまいにしてはならない。



2014年6月6日(金)
しんぶん赤旗
「北の靖国」に参拝 北海道の陸自高級幹部
「政教分離に反する」と批判

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-06-06/2014060601_04_1.html

「北の靖国」とよばれる北海道護国神社(旭川市)の「慰霊大祭」が5日開かれ、陸上自衛隊北部方面総監部、第2師団の高級幹部らが制服姿で集団参拝 しました。市民からは憲法の「政教分離原則」に反すると、批判の声があがっています。同神社をめぐっては、たびたび自衛隊との関係が問題になってきまし た。

 参拝したのは田辺揮司良陸自北部方面総監(代理)、市野保己陸自第2師団長、児玉巌自衛隊旭川地方協力本部長(代理)と指揮下の部隊長ら十数人。北部方面総監部、第2師団、協力本部はいずれも「公務ではなく休暇扱いで、玉ぐし料は私費」としています。
 「慰霊大祭」は同護国神社の最大の恒例行事で北海道内各地の遺族会はじめ自衛隊隊友会関係者などが参列。自衛隊は来賓席でも最上席に案内されるなど“主賓”扱いです。
 「慰霊大祭」では「靖国の神」の斉唱、宮司が“明治天皇、昭和天皇のもとで国を守るために殉職した戦没者に「御霊」(みたま)を捧(ささ)げる” という内容の祝詞(のりと)をあげました。町村信孝北海道連合遺族会理事長・自民党衆院議員(代理)があいさつのなかで安倍首相の靖国参拝にふれ、「英霊 に感謝をささげたことの意義は大きい」と賛美しました。
 来賓席には侵略戦争を「自存自衛の聖戦」として歴史を歪曲(わいきょく)する教育、教科書おしつけに取り組む「日本会議」関係者の席が目立ちました。
 旭川市のキリスト教牧師の松坂克世さん(43)は「制服姿の幹部が勢ぞろいで隊列を組んで入場、上席に座り参拝する姿は憲法の政教分離原則に反する。宮司の祝詞や遺族会代表のあいさつに戦争を肯定する気分が前面に出ていて、背筋が寒くなる」と話しました。












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